作業改善に一段とレベルアップをもたらす技術です
RWF(Ready Work Factor)は19世紀の末から盛んになった作業改善への取組の中で、20世紀の前半アメリカを中心に多くの学者・研究者たちの半世紀に及ぶ研究開発の結果を集大成したとも言える技術です。人の作業を動作に分けて、動作の困難性に応じて定められた時間値表から動作ごとに必要な時間値を求め、集計して標準作業時間を求めるもので、作業の効率を高めるには大変有効な手法です。
日本が世界の工場になって行った20世紀の半ばには多くの大企業が取り入れ、大きな成果を挙げました、しかしその後、合理化の中心が自動化、無人化になるに従って、今では忘れられた技術になっています。
しかし、現在も日本でものづくりを続けている企業では多品種、短納期に対応して人が作業を行う現場が多くみられ、今も有効な技術である事には変わりはありません。
ATACでは、皆さんのお役にたてるよう、この忘れられた技術であるRWFを掘り起こし、分かり易いテキスト・教材を用意しました。平成25年5月にその第1回講習会を開催して以来、参加者が必ず使える事を目指して、少人数で、講義だけでなく現場を見ての実習も組み込み講習会を開催しています。